東京パワーテクノロジー株式会社様に、福島第一原子力発電所及び福島第二原子力発電所の廃炉作業現場における熱中症対策として「熱中対策ウォッチ カナリア」を試験導入していただきました。
通気性の悪い防護服を着用し作業に従事する原子力発電所作業員はかねてより熱中症の頻発が懸念されており、厚生労働省が福島第一原子力発電所向けのガイドラインを発行するなど、厳しい環境下に置かれています。
近年の地球温暖化によりさらに熱中症リスクが増大している中、東京パワーテクノロジー株式会社が携わる原子力発電所の廃炉作業現場では、安全を最優先とした現場作業を行うため、酷暑下での熱中症対策が急務となっていました。
2年前は防水機能等の問題で導入が見送られていたカナリアですが、2021年モデルより防水機能が搭載したことを評価いただきました。また、特許取得済みの「深部体温推定技術」と、独自のアルゴリズムを用いて着用者の熱中症リスクを検出するという点が評価され、今夏に試験導入していただく運びとなりました。
カナリアは熱中症二歩手前でアラームにより知らせてくれる機能だけでなく、腕にカナリアを装着することで熱中症防止を常に意識することに繋がっていると感じます。カナリアを通じてチームの安全意識向上に大きな成果を上げると期待します。
また、データ分析や振動機能追加を検討頂いていること等、メーカーの真摯な対応にも感謝しています。